初めての美容外科

美容外科は元には戻せない不可逆的な治療。美容整形はあなたの一生に影響を与える行為です。
初めての経験だからこそ、絶対に気軽に考えないでください。

美容外科ってどんな診療科？

美容外科は健康な体に外科的な治療を加えて、形状に変化を加え外観、容姿に大小様々な変化を加える医療行為です。
一重まぶたの人を二重まぶたにしたり、低い鼻を高くしたりする顔の美容外科、脂肪吸引による部分的痩身、胸を大きくする体の整形から、植毛やワキガの治療まで幅広い治療法があります。

確かに美容外科は美しく変われます。しかし、あなたの心の中まで変わることはできません。あなたはあなたのままなのです。容姿が変わることでもちろんコンプレックスが解消して、前向きな気持ちになることはできるでしょう。
そういった意味においては、容姿を整えコンプレックスを解消する一つの手法として美容外科は非常に有意義です。しかし、気軽に考えないでください。
日頃見かける広告やメディアなどでは美容外科の表の部分だけが強調されるのですが、中には美容外科を受けたということで罪悪感を抱く方もお見えになります。一度治療を受けたら簡単に元に戻すことはできないのです。

自分自身がどうなりたいのか、本当に自分にとって美容外科での治療が必要なのか慎重に慎重に考え治療を受けるようにして下さい。
慶友形成クリニックは主に外科手術を中心とした美容外科を専門としており、所属する医師の全てが形成外科、美容外科の専門医を取得しています。
もちろん、ご相談にはいつでも対応いたします。お気軽にご来院ください。

美容外科は魔法ではありません

美容外科は体にメスなどで切開を加えて治療しますので傷は必ずできるものです。もちろん、その傷をどれだけ最小限に抑えるか、目立たせなくするかが私たち美容外科医の技術や経験値です。しかし、切開を加える以上傷は必ず残るものなのです。
美容外科の中には症例写真などで画像加工やメイクによって傷を消した状態で撮影することもあると聞きます。そこで患者さんは傷が残らないと錯覚している方もお見えになるのですが、そんなことは無く皮膚を切れば傷ができるということは十分に理解しておく必要があります。

もちろん、口腔内やまぶたの裏側、鼻の穴から手術をすれば表面上に傷はありませんが、皮膚表面に切開を加える治療の場合、傷は残るものなのです。
私たちは傷を目立たせないよう皮膚へのダメージを最小限に抑えた手術、傷跡のための処置など細かな配慮を徹底し、目立たせない美容外科手術を心がけていますが、美容外科は魔法の様にキレイさっぱり治るものだと決して思わないでください。

美容外科の手術は将来変形したり、継続的なメンテナンスは必要ありません

美容外科で治療を受けると将来成長に応じて変形したり、継続的なメンテナンスが必要になるの？という相談を受けることがあります。しかしそれは大きな間違いです。
将来的な変形はありませんし、治療後はその状態で老化するだけですので不自然でおかしな変化をするということは決してありませんし、定期的なメンテナンスというのもヒアルロン酸注射など一定期間で消失するもの以外は一切不要です。

ただし、変形やメンテナンスというのは過剰な美容外科手術を受けると起こします。手術後満足していても、その状態を見慣れてしまい物足りなさを感じ始め、より過剰な整形に走ってしまうケースや、最初から過剰な仕上がりを希望されるケースです。
よくモデルさんのような目元、鼻にしたいというご要望をいただくのですが、モデルさんなど美しい状態の写真というのはメイクや光、写真の調整によって表現しているものもあり、本来の形状とは違うことがあります。しかし、それを知らずに美容外科の手術だけでそこまでの仕上がりを求めてしまい手術を受けてしまうと、皮膚などに負担を起こしてしまい将来的に変形する可能性が高くなるのです。

どんな治療であっても必ずリスクがあります

どんな治療であってもリスクはあります。大切なのは想定されるリスクを未然に防ぐこと。その可能性を「ゼロ」に近づけるのが医師の実績や経験、類稀な技術です。仮に何らかの問題を引き起こした場合に修復・リカバリができる技術が美容外科手術成功の鍵となるのです。
私たちはカウンセリングで想定される治療のリスクについての説明はもちろんのこと、万が一治療によって生じた問題についても速やかに対処しますのでご安心ください。
また、不安なことや心配なことがあればどうぞご遠慮なく医師にご相談ください。私たちは当院で治療を受けて頂く方には不安や不信を抱いたままの治療は絶対に行いません。途中経過であっても常に不安を解消できるよう医師一同努めてまいります。

簡単な治療だから安全で効果的とは限りません

最近のメディアなどで見かける美容医療の傾向として、外科的な治療ではなく、リスクが低いと言われる注射やレーザーによる治療バリエーションが増えつつあります。
もちろん、受ける側の想いを考えれば体に負担の少ない簡単な美容外科治療は魅力的に映ります。ダウンタイムも短く傷跡も残さずキレイになれるのであれば素晴らしいことでしょう。
しかし、そんなに都合よくいくのでしょうか？

顔のたるみはフェイスリフトが確実ですし、仕上がりも自然です。部分痩せについても脂肪吸引に勝る治療は存在しません。埋没式眼瞼下垂については挙筋前転法よりも長いダウンタイムを引き起こしている例が非常に多く、素直に切開を受けた方が良かったと言う意見が多く見られます。

近年、美容外科の広告は安易な誘いで誘導してるものばかり目立ちます。もちろん、全てが嘘とは言いませんが、多くの方には該当しないものであると言うことを知っておくべきです。安易な治療を考えて受けた結果、トラブルに巻き込まれてしまったと言うケースが非常に多いのです。

しっかりと、ゆとりのある治療スケジュール

美容整形に興味がある方であれば、ダウンタイムという言葉はご存知かと思います。
日常生活において制限が生じ、腫れていたり、糸が残ってることで普段通りの生活ができない期間のことを指し、外科的に治療をする以上、一定期間のダウンタイムは起きるものです。
ダウンタイムには個人差があります。特にまぶたの美容外科は個人個人でダウンタイムの幅が広く、数日で解消する方もいれば、数週間持続する方もいらっしゃいます。

そのため、長いダウンタイムを引き起こしかねない美容外科手術の場合は十分な余裕を持って治療に当たることや計画を立てる事が大切です。
余裕のないスケジュールですと治療結果にも影響を及ぼす可能性がありますので十分ご注意ください。ただし、当院では、腫れを長期化させない治療技術や、い腫れを起こさないドレッシング術後ケア、早期社会復帰させるための美容理学療法などさまざまなアフターケアにも対応しています。

美容外科には強い覚悟が必要です

美容外科における覚悟というのは、一度手術を受けてしまったら元には戻せないということです。気に入らなければ元に戻したいという思いは残念ながら叶えることはできません。
また、美容外科手術を受けたことを周囲に知られたくないという方も非常に多くいらっしゃいます。
しかし、考えてみてください。一重まぶたの人が、急に二重まぶたに変わったら。張り出ているエラがスッキリとした小顔になったら。ダンゴ鼻がシュッとした鼻に変わったら…。
「整形した？」と聞いてくる方も中にはいるでしょう。周囲の反応で後悔する方も多く見かけます。治療を受ける以上はそう言った自分自身の覚悟も必要であることを十分理解しておきましょう。

治療の流れ

事前に美容外科手術全体の流れを把握することは、治療のスケジュールを考える上でも非常に大切です。ぜひ参考になさってください。
ここで紹介する美容外科手術の流れは一般的なものですが、患者さんのご要望に応じて対応することもできますのでお気軽にご相談ください。

STEP-1カウンセリング

カウンセリングでは現在抱えているお悩み、希望の仕上がり、肌の状態等を診察した上で治療法の適応や方法をご提案致します。

STEP-2注入治療

ヒアルロン酸、コラーゲン注射などは注射の痛みを緩和するために、麻酔クリームもしくはシールを貼って麻酔を行います。麻酔は60分程度の持続します。注入のお時間は範囲によっても違いますが10分程度で終了します。術後はメイクをしてご帰宅して頂けます。

STEP-3経過診察

治療効果の確認を致します。問題なければ終了です。
継続的な注入は効果が気になり始めたらご相談ください。