隆鼻術で鼻を高くする!!
隆鼻術とは、人工軟骨(シリコンプロテーゼ)を鼻に直接挿入し、鼻の形と高さを整え、思い描く美しい鼻の高さ・形状を手に入れることができる鼻の整形の代表的な治療の一つです。
すべて鼻の穴から治療するため傷跡の心配はありません。どなたでも安心して理想の鼻の高さと形を手に入れることができます。
隆鼻術
隆鼻術は、「もっと鼻が高かったら…」「鼻筋が通っていたら…」というあなたの理想を叶えます。
そんな隆鼻術における治療法、リスク・問題点についてより詳しく説明します。
隆鼻術でできること
- 鼻を高くする
- 鼻筋を通す
- 堀の深い顔に変わる
- 根本的に鼻を高くする
- はっきりとした顔立ちにする
- 傷跡を残さず自然に鼻を高くする
- 鼻筋を通して知的な印象にする
- 後戻りのしない鼻の高さ・形になる
隆鼻術(シリコン)の実際
隆鼻術の実際の治療の流れについてご説明します。
デザイン・麻酔
まず始めに鼻の中心点や挿入するシリコンの正しい位置などを鼻を中心に細かく描きます。
デザインを描いたら鼻の穴、鼻全体に局所麻酔の注射をおこないます。
アプローチ
十分麻酔が効いていることを確認し、片側の鼻の穴の中に数ミリの切開を加えます。
ポケットの作成
ポケット(シリコンを設置する場所)を作ります。骨膜を剥がしトンネル状にすることで自然な骨のラインを描くため仕上がりは自然です。ポケットは大きすぎ(広すぎ)てもシリコンの歪みの原因になりますし、狭いとシリコンの歪みを引き起こしますので丁寧な作製が必要です。
プロテーゼの留置
鼻の穴からプロテーゼを挿入し作製したポケット部分に留置し鼻の高さと形を整えます。
チェック・確認
座った状態で起き上がり、合わせ鏡で鼻の高さや形を見ていただき、希望の状態であることを確認してもらいます。その際に細かく調整し、希望する仕上がりに正確に仕上げます。
縫合・固定
鏡でご自身の鼻の高さ、形状を確認し問題がないことが確認できたら傷を縫合して隆鼻術を終了します。
術後はシリコンのずれや歪みを引き起こさないよう肌色のテープでしっかりと固定します。
隆鼻術(シリコン)の痛みについて
基本的には以下のような痛みの可能性があります。
手術中の痛み
手術中の痛みは麻酔の注射による痛みです。麻酔が効いてしまえば術中は痛みを感じることがありません。また、基本的に麻酔注射そのものの痛みを防ぐことはできませんが、当院ではその痛みを少しでも軽減させるよう、以下の工夫をしています。
- 極細針の使用
- 麻酔薬の調整
- 注入速度をゆっくりにする など
手術後の痛み
隆鼻術の後に痛みを感じるということはほとんどありませんが、もし感じた場合でも内服で対処できますのでご安心下さい。
隆鼻術のメリット・デメリット
メリット
隆鼻術には以下のような様々なメリットがあります。
一生涯変わらない美しい鼻、鼻筋の通った鼻を維持できるのが最大の特徴です。
- 隆鼻の効果が一生続く
- 入れ替える必要がない
- 仕上がりを確認しながら治療できる
- 極めて高い安全性がある
- 傷跡ができない
- ダウンタイムも短め
- 仕上がりが自然 など
デメリット
隆鼻術には以下のようなデメリットがあります。
- 鼻先の形成には向いていない
- 1週間のテーピングが必要
- ズレるリスクは否定できない
- 感染を起こすと厄介 など
シリコンを使った隆鼻術は鼻を高くすることはできますが、基本的に鼻先の形を変えるのには向いていません。
一昔前まではL型のプロテーゼを挿入し鼻先をツンとさせる治療を行っていましたが、鼻先の皮膚への負担が強く、現在ではL型のプロテーゼはほとんど使用されません。
L型のプロテーゼを使って鼻先に耳介軟骨を移植して保護しながら行う方法もありますが、リスクがゼロになるわけではないため、
鼻先の形成にはI型プロテーゼを使って、鼻尖形成や鼻中隔延長で整えるという手法を使うのが主流です。
また、当院では人工物を扱うことで起こりうる感染等のリスクを限りなくゼロにするよう、手術室の環境を整えています。
美容外科では国内で唯一、NASAの規格に合わせたクリーンルームを設置・運営しています。
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隆鼻術(シリコン)のダウンタイム・経過
–ダウンタイム
隆鼻術の術後のダウンタイムは、基本的には1週間とお考えください。
術後の腫れは1週間もかからず落ち着きますが、プロテーゼの固定をしっかりさせるために1週間はテーピングを行います。
–術後の経過・状態
- 当日:鼻全体に肌色のテープを貼ってシリコンのズレを予防します。強い腫れではありません。
- 翌日:強い腫れを引き起こしています。痛みはほとんどありません。
- 3日後:腫れが引き始めていることを実感することができる期間です。
- 7日後:腫れがほぼ引いている状態です。完全な仕上がりではありませんが、ほぼ仕上がりに近い状態です。テーピングの抜去、鼻の穴の糸の抜糸を行います。普通に外に出ても問題ありません。
- 3ヶ月後:最終チェックをして終了です。
隆鼻術(シリコン)のリスク・問題点
–歪み・ズレ
プロテーゼがズレてしまっていることで鼻が曲がったように見えている状態です。修正する以外に方法はありません。高さと形に問題がないのであれば、位置を正しい位置に移動させる修正が必要です。
–感染
腫れや赤みが出ている状態で、放置しておくと危険な状態です。
基本的には一度抜去し、入れ治すことが必要です。
当院ではこういった感染を引き起こさないよう徹底した衛生管理だけではなく、清浄度の品質を保つことができる手術室で隆鼻術を受けていただけます。
–腫れ・内出血
内出血はほとんどありませんが、腫れについては3、4日程度続くとお考えください。隆鼻術の腫れは鼻が腫れるのではなく、目元が大きく腫れますので不安に思う方が多いのですが、それが一般的ですのでご安心下さい。
–希望する高さ・仕上がりではない
鼻の高さや形状に満足できないのはカウンセリングでの仕上がりの確認作業のミスによるものです。
私たちはカウンセリング時のシミュレーションで仕上がりの状態を正確に把握・確認するだけではなく、治療フローの途中で鏡で実際の鼻の状態を確認していただき、希望している状態であることを確認しながら手術を進めていますので、希望通りにならなかったというトラブルを防いでいます。
隆鼻術(シリコン)に関する
疑問や不安にお答えします。
その際、鼻を高くしても目の間も狭くしないと印象が変わらないような気もするのですが実際はどうなのでしょうか?
隆鼻術などで鼻を高くすることによって、目と目の間に山ができますので、実際の距離に変化がなくても目と目の距離は短く感じますので、そういった意味でも鼻を整形するというのはメリットがあります。
隆鼻術では基本的に局所麻酔で受けていただけます。麻酔の注射そのものの痛みを防ぐことはできませんが、静脈麻酔などを併用することで麻酔の注射の痛みも出来るだけ取り除くことが可能です。
治療中に鏡で鼻の高さや形状を確認して納得した上で終了しますので、希望する高さや形にならないということはありません。すべての方に納得した上で終了しますのでご安心下さい。
プロテーゼは危険ではありません。シリコン素材の医療材料を使った隆鼻術は歴史も古く非常に安全な鼻の整形手術の一つです。ただし、それはI型のシリコンを用いる場合です。L型のシリコンの場合、鼻先に負担がかかり、最悪の場合、プロテーゼが突然出てしまうといったトラブルは少なくありません。
当院ではI型だけを使用していますし、鼻先までの治療をご希望の場合は、鼻尖形成や鼻中隔延長術など他の治療との併用をお勧めしています。
傷跡は鼻の穴の中ですので表面には一切傷をつけません。
それは鼻が低いという事なのですが、一度何かの情報誌で拝見したところ、ただ単に鼻を高くするだけではだめで、鼻翼縮小?鼻尖形成?なども複合して治療をする必要がある場合があると見たことがあります。
こうした複合治療は、同日にまとめて行うことが可能なのでしょうか?
はい。基本的に複合的に治療する場合は別々に分けて治療するのではなく、同日に治療することが望ましいです。
例えば自分の場合、鼻を手でこする癖があり、治療後こうした癖のせいでプロテーゼが曲がったり飛び出してくるのでは?と不安です。そうしたことは考えすぎなのでしょうか?
プロテーゼが飛び出てしまうというのは、L型のプロテーゼを使った例で、鼻先に負担がかかり、皮膚が損傷を受けて飛び出してしまうケースです。当院ではI型だけを使用していますので、鼻を擦る癖程度でプロテーゼに負担がかかるようなことはありません。
鼻中隔延長
鼻中隔延長は、鼻中隔と言う両側の鼻の穴を隔てている壁としてある軟骨組織を、延長する、長くすることによって鼻先の形や鼻先の向きを自由に調整し、あなた好みの鼻を形成する鼻の美容整形手術の一つの手法です。