このように頬リフト（ミニリフト）にはたるみを解消させるだけでなく、小顔にしたり、たるみの予防効果に優れた治療です。フェイスリフトのような大掛かりな施術ではなく、もう少し手軽にリフトアップで若返りを楽しみたいという方にお勧めできるフェイスリフトです。

頬リフト（ミニリフト）の実際

頬リフト（ミニリフト）の実際の治療法ですが、頬リフト（ミニリフト）には皮膚を切除する方法と筋肉・筋膜（S-MAS）まで処理する方法があります。

皮膚の処理のみ

皮膚だけを処理する場合の治療法をご紹介します。

• デザイン・麻酔：

  皮膚を切開するライン、剥離する範囲や引き上げる方向等を細かく描きます。
  デザイン一つで仕上がりに大きな違いが生じますので丁寧に描きます。そうして、局所麻酔の注射を頬全体に行います。

• 皮膚の切開・剥離：

  皮膚を切開していきます。皮膚を切開したら皮膚や靭帯を剥離(はくり)し、広範囲に剥離範囲を広げていき、皮膚の切除量を決定します。

• 余分な皮膚の切除：

  切除する皮膚量が決まると、余分な皮膚を切除し、不自然な仕上がりにならないよう皮膚の断片を合わせて丁寧にトリミングします。

• 傷の縫合：

  仕上がりに問題ないことを確認したらしっかりと止血を行なった上で傷を縫合して頬リフト（ミニリフト）を終了します。

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  ドレッシング：
  頬リフト（ミニリフト）の終了後は腫れや内出血を抑えるために頬やフェイスライン付近にテーピングをしたり、スポンジ様のドレッシング材で軽く固定し、フェイスマスクを装着していただきます。

皮膚＋S-MASの処理

S-MASを処理する頬リフト（ミニリフト）の方法についてご説明します。

• デザイン・麻酔：

  皮膚を切開するライン、剥離する範囲や引き上げる方向等を細かく描きます。デザイン一つで仕上がりに大きな違いが生じますので丁寧に描きます。そうして、局所麻酔の注射を頬全体に行います。

• 皮膚の切開・剥離：

  皮膚を切開していきます。皮膚を切開したら皮膚や靭帯を剥離(はくり)し、広範囲に剥離範囲を広げていき、皮膚の切除量を決定します。

• S-MAS処理：

  弛んでいる分量のS-MASをほうれい線などの程度から正確に判断し、切除量を決定し、引き上げる方向・角度を決めS-MASを丁寧に処理します。

• 余分な皮膚の切除：

  S-MASを引き上げ、さらに皮膚を引き上げるのですが、不自然な状態や皮膚の引きつれを起こさないよう丁寧にトリミングします。

• 傷の縫合：

  仕上がりに問題ないことを確認したらしっかりと止血を行なった上で傷を縫合して頬リフト（ミニリフト）を終了します。

• ドレッシング：

  頬リフト（ミニリフト）の終了後は腫れや内出血を抑えるために頬やフェイスライン付近にテーピングをしたり、スポンジ様のドレッシング材で軽く固定し、フェイスマスクを装着していただきます。

いずれの方法も、組織の処理の方法に違いがありますが、傷跡は同じものとなります。
術後での違いは、腫れの強さが異なる場合があります。皮膚のみの場合、腫れが非常に少なく、S-MASを含めた術式はそれに比べ腫れが強く出てしまう可能性があります。

頬リフト（ミニリフト）の麻酔について

頬リフト（ミニリフト）の麻酔ですが、局所麻酔でも治療を受けていただくことは可能です。しかし、麻酔の注射が苦手な方、麻酔の痛みをできるだけ無くしたい方などは、局所麻酔だけではなく静脈麻酔や全身麻酔といった他の麻酔方法を併用することをお勧めします。
また、頬リフト（ミニリフト）の手術中は眠っていたいということであれば全身麻酔の併用をお勧めします。

頬リフト（ミニリフト）が完成するまで

頬リフト（ミニリフト）を受けていただいた場合の完成までの状態や流れについてご案内します。

• 術後の翌日
  傷跡の処置を行うため、ご来院していただきます。ドレーンを挿入した場合はその際に抜去します。腫れている状態ですが、短期間で落ち着きますのでご安心下さい。ドレッシング材はすべて除去します。
• 術後、1週間後程度
  抜糸を行います。腫れはほぼ落ち着いている状態です。傷に少し赤みがありますが、メイクで隠すことができる程度のものとなります。
• 術後、2週間を過ぎた頃
  頬全体が少し硬くなることがありますが、それはフェイスリフトの場合における創傷治癒過程で起こることなので心配はありません。
• 術後、1ヶ月後程度
  傷の状態以外はほぼ仕上がりの状態です。何か気になる点などがあればその症状に応じて対処いたします。
• 術後、3ヶ月以降
  頬リフト（ミニリフト）の最終確認を行います。傷の状態や仕上がりの満足度を確認し、問題がないことを確認したところで終了となります。

頬リフト（ミニリフト）のリスク・問題点

頬リフト（ミニリフト）におけるリスクと問題点、当院での対策・対処法についてご紹介します。

腫れ・内出血

頬リフト（ミニリフト）でも腫れや内出血をゼロにすることはできません。しかし、フェイスリフトに比べれば少なく、期間も短いことがほとんどです。また、腫れについては皮膚だけの頬リフト（ミニリフト）とS-MASを処理する頬リフト（ミニリフト）とでは違いますが、いずれも長期化することはございませんのでご安心下さい。

腫れ・内出血を最小限に留めるために必要に応じドレーンを挿入したり、細かく圧迫やドレッシングを行うことで最小限に抑えています。

術後の痛み

フェイスリフト、頬リフト（ミニリフト）はそれなりに切開するため、激しい痛みを想像される方が多いですが、術後はほとんど痛みを感じることはございません。もちろん、内服によってコントロールしているということもございますが、頬リフト（ミニリフト）の場合、基本的に術後に痛みを感じるような治療ではないのです。

効果の満足度

頬リフト（ミニリフト）は「効果が少ない・効果を感じない」という意見もございますが、実際にはたるんでいる皮膚を切除しますので確実に効果を実感していただけます。
※ほとんどの方は、術後のお顔の様子が見慣れてしまったことで、頬リフト（ミニリフト）前のたるみ部分を忘れてしまい、効果がなかったと思い込んでしまいます。術前のお写真も撮影しており、比較していただければ治療の効果には十分満足していただけますのでご安心下さい。

頬リフト（ミニリフト）に関する
疑問や不安にお答えします。

おっしゃる通りです。通常のフェイスリフトではこめかみ部分、目尻部分まで含む広範囲なフェイスリフトですが、頬リフト（ミニリフト）は頬を中心としてフェイスリフトですので腫れが少なく済みます。
ただし、頬リフト（ミニリフト）でもS-MASまでの処理を行う場合は、皮膚だけの頬リフト（ミニリフト）に比べ腫れは少し大きくなります。

大きな違いは、皮膚の剥離範囲、切除範囲に違いです。フェイスリフトは耳の上からこめかみ部分〜頬全体のリフトアップを行いますが、頬リフト（ミニリフト）は頬を中心としたリフトアップです。

傷の範囲は基本的に大きな違いはございません。フェイスリフトの場合は、頭髪内にも切開を加えますが、頬リフト（ミニリフト）は頭髪内までの切開は行いません。

もちろん可能です。診察ではその判断をしますので具体的にどういった範囲でフェイスリフトを行うことが望ましいのか具体的な提案をいたします。

組み合わせの治療は可能です。フェイスリフトとハイフの組み合わせですが、フェイスリフトを受けた3ヶ月以降からの開始を推奨しています。ハイフとの組み合わせはもちろんお勧めですが、それ以上に有効なのが”線維芽細胞移植術”という肌の再生医療です。フェイスリフトというのはたるみを引き上げる治療法になりますので、肌そのものが若返っている訳ではありません。たるみを取るのと同時に肌の再生医療で肌そのものを若返らせることが、本質的な若返りを叶える方法と言えます。

目元を中心にたるみが引き上がりますので肌がピンと張った効果は期待できます。ほうれい線は輪郭の状態にもよりますが、ヒアルロン酸など他の治療を併用することがより高い満足度を得られますので、診察で適応や治療プランをご提案させていただきます。

頬リフト（ミニリフト）とフェイスリフトの持続効果の違いですが、もともと頬リフト（ミニリフト）とフェイスリフトとでは引き上げる場所、範囲が異なるため、比較することができません。頬リフト（ミニリフト）はあくまで頬、フェイスラインを中心としたもの、フェイスリフトは目尻から中顔面、下顔面の広範囲に引き上げるものです。

古い傷を使って傷跡修正を兼ねてフェイスリフトを行います。しかし、頬リフト（ミニリフト）では耳の上側に切開を加えていませんのでその部分だけは新しい傷ができてしまいます。しかし頭皮内ですので目立つことはありません。

脂肪の状態にもよりますが、基本的には脂肪吸引を追加することで解消させることが可能です。

頬リフト（ミニリフト）と複合治療

頬リフト（ミニリフト）ですが、たるみを引き上げる効果としては十分に満足していただける治療であることは間違いありません。しかし、フェイスリフトを含めこれらの外科手術・治療というのは、たるみを引き上げる効果であって、あくまで見た目の若返りです。肌そのものが若返っている訳ではありません。

大切なのは単にたるみを取るだけではなく、肌そのものを若返らせることも重要なのです。
そこでご紹介するのが私たちが行なっている肌の再生医療「線維芽細胞移植術」という治療です。

頬リフト（ミニリフト）の際に捨ててしまう皮膚の中にある肌細胞”線維芽細胞”を捨てるのではなく抽出し、細胞培養という技術を使って数百万倍にまで増やしてセルバンクに預けて半永久的に保管するシステムです。

この肌再生のシステムを利用すれば、肌を直接的に若返らせることが可能です。フェイスリフトでたるみを引き上げて改善し、肌の再生医療を併用して、肌を若返らせ「肌のハリ・艶・弾力感」を取り戻すことができる、私たち唯一の肌再生システムです。本治療は厚生労働省に再生医療の申請を提出し、受理されている非常に安全で効果的な治療です。

頬リフト（ミニリフト）で見た目の若返りを叶えたいという方に一番相性が良く、何より見た目と肌の触感までも若返らせる私たちの再生医療を是非ご体験下さい。

線維芽細胞移植術